株式会社ギミックプロジェクト

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IoTデータをMotionBoard Cloudを利用して、お手軽に分析、活用

コラム

2016.04.05

先日3月30日、ウイングアーク1st社より、ビジネスインテリジェンスツール(BI)の新版として「MotionBoard Ver5.6」が発表された。様々な機能アップが図られたが、その中での一番の目玉がIoT対応である。

IoTはモノのインターネットのことであるが、ネットであらゆるものがつながり、それらの状況が数値データとして認識できる状態の事。とは言え、これらは近年より考え方としては存在したが、現実的に出来る状態になって来たのはごくごく最近の事。更に、それをユーザーでも手軽に気軽にリアルタイムにデータを収集し、可視化させ、分析できるように出来るようにしたのが、今回のバージョンである。


弊社でもベータ版(正式版リリース前の試用版)を扱い、色々と使い始めているので、簡単にではあるが、レポートをしていく。ちなみに、MotionBoardには、パッケージ版とCloud版の2種類があるが、今回の話は、基本クラウド版のMotionBoard Cloudの話である。

上の写真が、実際の画面。向かって左側が直近(1時間)の私の行動が、赤く線で囲われている。また、その上にはリアルタイムのデバイスの情報がポップアップで表示される。右上が実際のデータ。右下は過去も含めて蓄積された情報をマッピングしている状態である。

今回ver5.6が発表されたことにより、IoTデータを受け取る側としては、MotionBoard Cloudがあるわけだが、ユーザーとしてはIoTデータを出す側を準備せねばならない。これが実は色々と手間。ただ、今回は出す為の一つの方法として、Web APIを公開。これを利用して、IoTデバイスからデータを集めることが可能になる。

更に、iPhone、androidの専用アプリ「IoT Agent」も同時にリリース。それらのデバイスの位置情報だけでなく、バッテリーや加速度情報等、様々な情報を手軽に取り出すこのアプリにより、簡単にIoTの世界へ突入することが出来るわけだ。勿論、項目としてはスマホが持っている情報だけでなく、新たに任意に選択したり、入力したりする項目も設定可能。手軽にアプリをカスタマイズして、専用のIoTデバイスとして利用することも可能になるわけだ。

そして、受け取る側としてのMotionBoard Cloudは、この得られたIoTデータをリアルタイムに処理をする機能を搭載。一番簡単な例だと、リアルタイムにそのデバイスがどこにあり、どういう状態なのかを確認することが可能となる。これを利用すれば、リアルタイムの配車システムであったり、緊急時に近くのメンバーを走らせるなんてことが手軽に出来るわけだ。勿論、それまでの位置情報や様々な情報を蓄積し、現在地と共に表示すると、どういった移動をしていたかが一目瞭然。効率的な移動をしてるかが分析できるわけだ。この辺りは物流において革命が起きるかもしれない。


まだまだ弊社自身も活用し始めた段階。色々な使い方を今後ご説明できればと考える。ちなみに、Cloud版は、IoT対応をしたIoT Editionを最上位モデルとして発売。よって今までのStandard Edition、Professional Editionに加え、3つのラインナップになるわけだ。


また、これら4月25日に発売以降、随時説明会が全国で開催されるわけだが、それに先立ち4月12日には、ウイングアーク1st社の渋谷本社にてのユーザー向けのセミナーにて、詳細の説明がなされる。その際には、弊社山口も登壇しますので、ご興味ある方はご参加くださいませ。

詳細は、リンク先からご確認の上、お申し込みください。

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