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料理の鉄人の包丁をBIツールに置き換えてみると

コラム

2019.03.05

■「料理の鉄人」を企画としてパクる

「料理の鉄人」て番組、皆さんご存知ですか?

フジテレビが全盛の頃の90年代の伝説的番組の一つ。一つの食材を基に、鉄人と呼ばれる料理業界の巨匠と、プロの料理人が1対1で料理対決するという番組です。和の鉄人 道場六三郎フレンチの鉄人 石鍋裕と坂井宏行中華の鉄人 陳建一 と言えば、思い出させる方も多いかと。1時間と言う限られた時間の中で、開始直前に提示された食材を基に、二人が同時に料理を作成していく。そして、その料理の過程をリポーターや解説者が、随時突っ込み、また詳しい解説をし、臨場感を味わいながら料理が出来上がっていくのを観覧する。そして最後は業界の重鎮による試食があり、それら審査員により批評の元、勝敗を決するという番組。私は料理が一切できませんが、毎週放送を楽しんでいた覚えがあります。

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■「MBクッキング対決」とは

それを今回、包丁を使うのではなくITツールを使用し、あるお題を限られた時間の中にまとめあげて、魅せるものに仕上げていくという「MBクッキング対決」と言うのを、「料理の鉄人」をベースに企画として作り上げてみました。そもそも、あるユーザーがMotionBoard(MB)と言うBIツールを使い、20分間の中で説明をしながら、一つのボードを仕上げていくという企画が数か月前にありました。これはそのユーザーが考え出したプレゼン手法です。それを対決方式にして、解説をつければ、面白い形になるのではと、その日の懇親会でお話ししたのがきっかけで、「料理の鉄人」をネタにしたのMBクッキング対決とし企画がまとまったわけです。


とは言え、単純に企画をしただけでは成り立ちません。そういう意味では、当日を迎えるまでと色々とハードルがありました。勿論当日は当日で色々とありました。

■運営の裏側は

例えばそもそも、「料理の鉄人」と同様に、直前にお題を発表したとして、流石に20分ではボードを作成するのは難しい。となると、ある程度事前予習が必要と。ただ、事前にどこまで仕上げていいのか。極端なことを言えば、全部仕上げていると、当日何を対戦者二人は何をするのか。また勿論作成してもらうことが大事だが、イベントとしては観覧者として参加した人たちが理解してもらえなかったら意味が無いと。

ちなみに料理の鉄人では、包丁のみが持ち込み可で、他は番組が用意したもの。部下も2人付けられるが、自分の店ではなく番組が要したいメンバーのみと。番組は結構厳しい条件でしたが、今回現実的には色々なルールを緩くしないと企画しないと成り立たないと。

 

また、どう見せたら観覧者が分かりやすくなるか。プロジェクターを2つ並べられないかと提案するも不可だと。そこで出た苦肉の策が画面を4分割して映し出す形に。二人のボード作成をしているPCの画面と解説者用の画面、そして2人が対戦(作業)している部分を常に写しだす画面としました。ただ、これも大きなスクリーンではあるのだが、4分割になるとさすがに見ずらいという問題も当日の課題としては残った。

 

更に一番悩みどころが、解説をどうしていったらいいか。作っている部分だけでなく、事前準備の部分を、どういったデータを使用しているか、事前に何をやっているかが観覧者が確認できるよう解説していく。その為の解説者用の画面を一つ用意し、それぞれ二人の画面を切り替えながら細かな解説を付加していく。観覧する人のレベルも色々ですから、細かな用語や機能の解説も要所要所に入れていかないと。

ただ、当日はそれらの解説の難しさ以上に、二人の対戦者のボード作成が早すぎて、解説が追い付けない。

自分としては解説者の一人を務めさせていただいた。20分間頭をフル回転して解説を実施させていただいたが、閲覧した方々はどうだっただろうか。MotionBoardを作成していく上で、活用していく上でのヒントを一つでも持って行ってもらえれば幸いです。

■そもそも今回のイベントは

今回のイベントはウイングアーク1st社のユーザーグループnestの半年に1度開催されるDataful Dayである。各ユーザーがデータ活用の事例を色々と報告したり、様々なライトニングトークをしたりセッションは豊富。

更に著書「あたりまえを疑え。 自己実現できる働き方のヒント」で話題の圓窓代表の澤円さんの「データ活用で変わるビジネスマネジメント」と言ったキーノートもあったりと企画は盛りだくさん。データ活用の為の企画満載の半日でした。

そのイベントの中の一企画が今回お話ししました「MBクッキング対決」です。

ただ、今回の企画は私だけで仕上げたのではありません。nestの大阪のメンバーの色々な意見も参考にしました。何より、この企画に挑戦していただいた2人のチャレンジャーもたたえるべき方々です。そして、ウイングアーク1stの多くの方々の力も色々とお借りしました。そういう多数の方々のお力を得、どうにか企画として成り立った形です。運営サイドの方々、有難うございました。

 

今後も定期的にこのイベントは企画されますし、また「MBクッキング対決」ももう少しブラッシュアップして開催する予定です。是非とも次回は皆々様もご参加くださいませ。宜しくお願いいたします。

Wingarc1st UserGroup nestのFBへのリンク

 


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