明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
令和四年は皆様にとっては、どんな年だったでしょうか。
ウイズコロナの状況は変わりなしですが、かなり制限が緩和されたり、制限そのものが完全に無くなったりして、マスクをしている以外はコロナ禍以前とあまり変わらない状況に。ただそんな中のロシアのウクライナ侵攻で、様々なものが値上げ値上げの雨荒らしに。そして年末には、日銀の金融政策の変更により、金利が上昇する可能性が出てきた。コロナ禍からの復活が、色々な足かせでなかなか進まない中、令和五年はどんな年になっていくのでしょうか。
今年は兎年。十二支を絡めると「癸卯(みずのとう、きすいのうさぎ、きすいのう、きぼう)」だとか。「癸」とは順序で言えば最後にあたり、一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階。また「卯」のうさぎは「茂」という時期であり、繁殖する、増えるという段階にあたる。その両方を備えた「癸卯」は、去年までで様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく、そこに成長や増殖といった明るい世界が広がっていくと解釈できるかもしれない。個人的にはいい世の中に進んでいければと期待したい。
では、今年も、兎に絡めて四字熟語や慣用句を書き連ね、それになぞらえ今年の抱負を書いていきます。
亀毛兎角(きもう・とかく)
『この世界に存在するはずのないもののたとえ。亀の甲羅に毛が生え、兎の頭に角が生えるという意味から。元は戦争が起こる兆しを言った言葉。』
烏兎怱怱(うと・そうそう)
『歳月が慌しく過ぎていくことのたとえ。太陽には烏が、月には兎が住んでいるという古代中国の伝説から、「烏兎」は月日のことで、「匆匆」は慌しい様子や忙しいこと。』
少し飛躍するが先んじて、戦争が起こる兆しがあったのかも。とは言え、そんな歳月も荒々しく、日々どんどんと過ぎていく。
鳶目兎耳(えんもく・とじ)
『情報を集める能力の高い人のこと。鳶のように遠くのものまで見分けることのできる目と、小さな音を聞き分けることのできる兎のような耳という意味から。』
狡兎良狗(こうと・りょうく)
『重要な地位につき、大きな功績を上げた人も、状況が変わって必要なくなれば捨てられるということ。「狡兎」は素早い兎。「良狗」は賢い猟犬。兎を取り尽くすと猟犬は必要なくなり、どれだけ役に立っていたとしても、煮て食べられるという意味から。「狡兎死して良犬煮らる」を略した言葉。』
兎は何より能力が高い動物として表現される。特に情報力とスピードは重要。だが、状況によっては必要が無くなる場面も。勿論、「良狗」として賢い猟犬が必要なくなるとという話だが、そもそもの素早い兎も必要でなくなる場面も。絶えず状況の変化は把握していかないとですね。
守株待兎(しゅしゅ・たいと)
『古いしきたりを守ることにしばられて、融通がきかないこと。または、思いがけない幸運が起こることを頼りにする愚かさのこと。「守株」は切り株を見つめること。「待兎」は兎を待つこと。中国の春秋時代の宋の国で、偶然に木の切り株にぶつかって死んだ兎を手に入れた農夫は、それからずっと切り株を見つめて過ごし、畑が荒れ果てたという故事から。「株を守りて兎を待つ」とも読む。』
たまたま成功したからと言って、同じことばかりをやっていてもダメであり、絶えず変わっていく、変えていくことが必要である。本年7月に創業して丸10年を迎えます。創業時の想いは今も変わりないのですが、仕事のやり方や内容は少しずつ変えてきています。だからこそ、どうにか続けられているのか知れませんね。
ゅ 狡兎三窟(こうと・さんくつ) うぎん・)
『身を守るために用心深くたくさんの逃げ場や、策略を用意しておくこと。または、困難をさけることがうまいこと。「狡兎」は悪知恵のはたらく兎。「三窟」は三つの穴。悪知恵のはたらく賢い兎は、隠れるための穴を三つ用意しているという意味から。』
ゅ 獅子搏兎(しし・はくと) うぎん・)
『簡単なことでも全力で取り組むこと。「獅子」はライオン、「搏兎」は兎を捕まえることで、ライオンは兎のような弱い動物を捕まえる時も、全力で捕まえるということから。』
そして、逃げ場ではないが、リスクを事前に考え抜き、色々な策略を考え、対策を用意しておくことは大事である。段取り八分ではないが、どれだけ先んじて、手を打っておけるか。そして、それらを全力で取り組めるか。慣れ程怖いものはなく、手を抜くことは無く、お客さまに寄り添いながら、様々なご支援をしていく、そう様々なギミック=企みを絶えず提供していけるかが、10年目を迎える当社のやっていくべきこと。
立ち上げ時から変わらない会社のポリシー「ビジネスの企みに効果的な仕掛けを」を本年も手掛けていきますので、皆々様宜しくお願いい致します。
株式会社ギミックプロジェクト
代表取締役 山口 純平
2023年1月1日