皆さんは、仕事がらみで何かコミュニティに参加されていますか。コミュニティって何?って人や、遊びならば色々と参加しているけど仕事ではね、と言う方が多いのじゃないかと思います。ただ、仕事を円滑に進めていくためには、このコミュニティを利用するのも、一つの手なのかなと、私は思っております。何より、仕事に関連するコミュニティに参加して、色々とつながりが変わり、視野が広がり、仕事まで変わった(会社を立ち上げた)私ですからね。では、まず今回立ち上げに参加した2つのコミュニティのご説明から。
■セールスフォースユーザーグループ「BI分科会」
本コミュニティは参加と言うより、立ち上げた張本人です。セールスフォースのユーザーグループは2010年に立ち上がったセールスフォース・ドットコムのCRMを使用しているユーザーたちの集まりです。現在東京を中心に全国に26個ものコミュニティが立ち上がっており、その中で一番新しいのが、本「BI分科会」です。BIと名前がついてますように、セールスフォースユーザーの中でもBIツールに興味があり、活用しているよとか、これから導入し活用していこうとしている方々の集まりです。また、標準でレポート&ダッシュボードと言う機能があり、セールスフォースの中にあるあらゆる情報を、ある切り口でビジュアル化(グラフ化)出来ます。これを更に使いこなしていこうという面もこのコミュニティにはあります。
今回2018年5月22日に第一回目の会合が大阪でありました。詳細は少し下で。
■WingArc USER Group nest「MB Meister WG」
ウイングアーク1st社のユーザーグループがこの春一新されました。特にオンプレとクラウドでそもそも分かれていましたし、ツールのユーザーしか入れない、ウイングアーク1st社主導の元運営されていました。それらを一旦解消し、ユーザー主導のコミュニティへと変革をし始めたところです。特に、ツールを導入したユーザーだけでなく、Data Drivenをしたい!と言う方なら誰でも参加できるという、画期的なコミュニティの形に。その中で、4つのワーキンググループがまず用意され、その中の「MB Meister」になろうと思われる方々が参加するのが今回参加した「MB Meister WG」です。私自身は「MB Mania」の称号がいただいているのですが、「マニア」と言う呼び名が、少しオタク気味と言うことで、「マイスター」、ドイツ語で「名人」とか、「巨匠」の意味合いですね。MotionBoardと言うBIツールを色々と突き詰めていこうと言うワーキンググループ(WG)です。
今回このWGが、2018年5月23日第一回目の会合が東京でありました。詳細はちょっと下で。
■BI分科会 第一回会合のご報告
前述したように、セールスフォースには26個ものユーザーコミュニティがあります。それぞれインサイドセールスを突き詰めたり、chatter(セールスフォースの社内向けSNS)と言う機能を突き詰めたりと、様々なテーマがあります。
この「BI分科会」のテーマとしては、データ活用となります。セールスフォースを活用していくと、様々なデータがどんどんと蓄積されていきます。それらのデータをどのようにわかりやすく見せるのがいいか、そしてそれらをどう次のアクションにつなげていく為のどう材料にしていったらいいか、そういった事を事例をベースに学んでいく場となります。このどう見せるのかと、それを材料にして次のアクションにつなげていくかの部分は、実は簡単なようで結構難しい点です。それらのヒントや、そもそものBIツールの活用方法であったり、またそれぞれの課題についてをBIツールを導入された2社様にご登壇いただき、それをベースに突き詰めていく場とさせていただきました。ちなみに、当日のアジェンダは下記のようになっておりました。
冒頭で、私から当分科会の設立の趣旨や、今後やっていこうとしている話、そして、データとは、BIとは、データ活用とは、の話をさせていただきました。特に「データとは」をじっくりと話をさせていただいたので、その後のユーザー事例について、色々と聞いていただけたかなと思っております。その分、レポート&ダッシュボードについて連続して話をした為に、少し物足りなかったというお声がありました。この辺りは次回に見直しを図っていきます。
冒頭の私のアイスブレイクの後、今回のメインイベントであるユーザー様の登壇に続きます。まずはセールスフォース・ドットコム社のBIツールである「Analytics Cloud」を導入されているエムオーテックス板垣様から事例報告です。エムオーテックス様は、今回シアタールームにもなるこの会場を貸していただいた企業様でもあります。またLanScopeと言った情報漏洩防止のためのセキュリティツールを開発販売されている会社です。これら製品のマーケティング及び販売管理部分でセールスフォースをフルに活用されていると。Sales Cloud、Service Cloudのみならず、MAであるPardotや、Partner Community、そして今回の主題である Analytics Cloudと、マルチクラウドを導入し、活用されていると。特にリードから受注につながった販売管理を管理している方々が是非とも見たい数値と、チャートが分かりやすく表現されていました。
もう一社であるハウスドゥ様は、不動産売買を主にしたフランチャイズの本部です。直営店での数値であったり、イベント施策後の反響がどうであるかを以前はEXCELを駆使して色々とやっていたのをウイングアーク1st社のMotionBoardを活用し、時間を短く、またビジュアルにたけた形で表現をされていました。また、導入後3年もたっているが故に、メニューが複雑化してるものを更にチャート類が探しだすように、それらの配置や構造も見直している最中だと。そもそもの機能だけでなく、活用しているが故の課題も見えてきたりして、導入済みの方だけでなく、導入しようとしている方にも色々とヒントが与えられた模様です。
2社の登壇後は、更に登壇者に集まっていただき、私が司会の元、もう少し突っ込んだトークにも参加していただきました。特にツールのいい面だけでなく、ツールとして改善してほしい点も幾つかお話ししていただき、ツールベンダーも参加されている中、耳の痛い、有難い話もしていただきました。
最後はツールベンダーとして、セールスフォース・ドットコム様、ウイングアーク1st様からも様々な情報を報告していただき、2時間の会合もあっという間に終了を迎えました。
初めて開催しました「BI分科会」でしたが、参加した方々からは、複数のツールのユーザーから事例報告は画期的であり、非常に勉強になりますとや、もう少し頻繁に大阪で開催してほしい等、様々な前向きなご要望をいただいております。まだまだこの分科会は始まったばかりですので、色々と内容を見直し、次につなげていこうと考えております。
ちなみに次回は8月下旬に東京に開催予定です。決まりましたら、こちらやセールスフォースのコミュニティでご案内させていただきますので、ふるってご参加を宜しくお願いいたします。
■「MB Meister WG」のご報告
前述のBI分科会の翌日は、六本木一丁目にあるウイングアーク1st社本社にて、「MB Meister WG」に参加しました。前日は2つのツールを見比べたりしたわけですが、こちらはMotionBoard一本。BIという切り口は同じですが、一つのツールに限っての話ですね、更に突っ込んだ話が続きます。とは言え、MB Meisterを目指して参加されているので、活用度合いは色々。テーブル内でディスカッションすると、入れたばかりとか、まだまだ使えていないと。私自身はMotionBoardのユーザーであり、パートナーである為、お客様のボード作成代行をする場合もあるのですが、最終はユーザー様側だけで、メンテナンスや新規作成ができるようにご支援する方針でお手伝いしていますので、まさにこのWGは持ってこいの場。ここで色々なネタを振りまきながら、皆さんのスキルアップとともに、私も皆さんの活用を見せていただき、新たなヒントを見つけようと思い参加させていただきました。
まずは、ウイングアーク1st社様から、本WGの意義や、基本的な考え方、そして今後の進め方等々が発表。本来はユーザーの誰かがリーダーとなり、運営していくのですが、実はこのWGはリーダー不在。今回のWGの参加者からリーダーを決めていくのも裏の目的としてあるとか。
その後は、ユーザー三人からのライトニングトーク。それぞれ三者三様の話を展開され、非常にこちらも参考にさせていただきました。私も三人の中の一人として、ボードを作成していく上での注意点を幾つか。特に導入時、作成時、活用時ごとでの進め方を色々と話をさせていただきました。
その話を受けて、グループディスカッションに。今の課題と、それをどう解決していくのがいいのかをテーブルごとで出し合い、最後にそれぞれ発表へ。ユーザーとして参考になる点が様々、パートナーとしてやるべきことが色々と、そしてMBマニアとしては、更に色々とすべきことがあることを実感。
何より、ウイングアーク1st社のブログ(THE BLOG)をほとんどの方が知らなかったのは衝撃。かなりの記事をここで書かせていただいていたというのに。勿論、LTでは、この辺りもバンバンと紹介しておきました。MotionBoardを活用したい方は是非ともご覧下さいませ。
■WingArc1st Official BLOG 「The BLOG」
■2つのコミュニティの立ち上げに参加して
2つのコミュニティに参加して、感じたことは、共通して参加者が情報に飢えているということ。もっと知りたい、もっと勉強したい、もっと活用していきたい。でも、どうしたらいいかわからない。勿論研修を受講したり、営業さんやサポートに問合せしたり、最低限は皆さんやってきているが、それにも限度がある。次のステップに進むためには、もう少し全体的なサポートが必要と。しかし、そこがわからないと。つまり、この2つのコミュニティが多面的にサポートできて、もう一段階ステップアップできる場になればいいのかと。
勿論、2つは少し役割が違います。「BI分科会」はBIを、データ活用への足を踏み入れたい方々の場。また、セールスフォースユーザー限定となります。「MB Meister WG」は、ユーザー限定ではないにしても、更にMotionBoardを活用したい方用と。そんな感じかなと私は思っております。
上手くこの2つのコミュニティを活性化させ、皆さんのスキルアップにつながれば、当社としては本望だなと。そんな事を感じた2日間でした。今後とも皆々様、コミュニティと共に宜しくお願いいたします。
■Salesforceユーザーコミュニティ「BI分科会」へのリンク
※Salesforceユーザー限定です
■Wingarc1st UserGroup nestのFBへのリンク
※こちらは、ユーザーでなくとも、参加できます