弊社のミッションは中小企業にてクラウドを徹底活用している状態に持ち込むことである。勿論、持ち込むことが目的ではなく、持ち込んだ結果、業務が効率化されたり、情報がスムーズに取り出せる状態になり、その上で浮いた時間を本来の業務を遂行することに使うことである。だからクラウドを導入することより、活用する部分を重要視し、徹底的に支援していくわけだ。
そのため、その企業の中に入りこんで、一緒に業務の仕組みそのもの(システム以外の部分も含めて)を変えていくこともしていく場合がある。勿論、徹底的に活用するために研修の講師を行なうこともやっている。今回はそんな中、大阪に本社工場がある企業での研修の事例。
■当初は情報共有から
工場は大阪だけでなく、九州や関東にも工場が数か所ある製造業の企業様。クラウドコンピューティングシステムであるセールスフォース・ドットコムのCRMを数年前より導入し、まずは情報共有としてchatter(社内SNS)を利用。色々な場で社長が発表されるぐらいに、この活用度合は日本ユーザーの中でも最高級だ。
その後機関システムとも連携を進め、営業活動や受注(見積)状況の見える化を進めてられている段階。データに関してはダッシュボード(一覧して数値状況が把握できるシート)として、自動メール配信もされている。そう最先端を突き進まれている企業様である。
■三現主義(現場、現物、現実)の徹底
ただ、現場(工場)での活用度合と言うと、担当者ごと、工場ごとで少しバラつきがある。それについては色々な原因が考えるであるであろう。そもそも距離による温度差を無くし、感受性を高めるために、chatterを活用してきたところがある。とは言え、システムを徹底活用していくには、一方的の情報発信だけでは、なかなか活用度合が上がらないところがある。だからこそ、弊社ではお客さまの現場に出向き、現物を見たり、現場の声を聴き現実を理解することを徹底している。
と言うことでこのお客さまに対して、本社を含め4工場にそれぞれ3回出向き、セールスフォース活用研修を実施している。そう、単発だけでなく、複数回執り行うことで、全体的に活用度合を向上していくことを目指しているわけだ。
そんなこんなで、明日は九州工場で2回目の研修です。